Posted on 3月 1, 2010 by hakuraidou
「肥満から糖尿病」仕組み解明
健康美容ニュースブログ|ダイエット・病気・症状
「肥満から糖尿病」仕組み解明…神戸大准教授らマウス実験
(2010/2/25、読売新聞)
肥満や高脂血症になると、血糖値を下げるインスリンを分泌する膵臓すいぞうのβ細胞に普段あまりないたんぱく質がたまり、β細胞が死んで糖尿病になることを、神戸大保健学研究科の木戸良明准教授らがマウスの実験で確認した。
メタボリック(内臓脂肪)症候群に関連した糖尿病の発症メカニズムの重要部分を明らかにした研究成果。
このたんぱく質を抑える物質や薬は見つかっており、予防・治療薬に結びつく可能性がある。
米医学誌に発表された。
このたんぱく質は「C/EBPβ」と呼ばれ、肝臓での糖の分解や脂肪細胞の増殖を助けている。
木戸さんらはマウスに脂肪の多い餌を与え、肥満状態にした。
すると糖尿病でない状態でも、このたんぱく質がβ細胞で増え始めた。
肥満から糖尿病になる仕組みが解明されたそうです。
糖尿病予防・治療薬の開発につながる可能性があるようです。
今後の研究に期待ですね。
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Posted on 8月 28, 2009 by hakuraidou
糖尿病、メタボ改善に光明 脂肪形成阻害の化合物発見 京大チーム
(2009/8/28、産経新聞)
石油などの天然原料から作られる有機化合物「ファトスタチン」に、脂肪の形成を阻害する働きがあることを、京都大学物質-細胞統合システム拠点の上杉志成教授らの研究チームが突き止めた。
体内での脂肪蓄積の防止につながる発見で、実用化されればメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の改善に役立つことも期待される。
研究成果は28日発売の米科学誌「ケミストリー・アンド・バイオロジー」に掲載された。
糖尿病や脂肪肝、メタボリックシンドロームの改善に役立つことが期待されるそうです。
楽しみですね。
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Posted on 8月 22, 2009 by hakuraidou
新型インフル、メタボも死亡リスク高まる恐れ 仏研究所
(2009/8/21、朝日新聞)
新型インフルエンザで死亡した27カ国の574人を分析した結果、妊娠とメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)は死亡するリスクを高める恐れが確認された。
仏公衆衛生研究所のチームが20日付の欧州科学誌ユーロサーベイランス電子版に発表した。
記事によれば、メタボリックシンドロームと妊娠は死亡リスクが高まる恐れがあるそうです。
以前取り上げた記事でも、肥満の人や妊婦は重症化しやすいといわれており、やはり気をつける必要がありそうです。
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持病でもっとも多いのが、肥満や糖尿病を含めたメタボ(3割弱)だった。
60歳以上の持病では心臓や呼吸器疾患が多かった。
季節性インフルや過去のパンデミック(世界的大流行)の経験では、メタボはリスクとはされていなかった。
過去の歴史では、メタボはリスクとされてこなかったそうですが、これは新型インフルエンザだからなのでしょうか。
研究チームは、「メタボに多い肥満が治療効果を低めるのか、それとも糖尿病が病状を悪化させるのか、動物実験でみられるように肥満が免疫機能を落とすのか、まだ不明だ」としている。
肥満が何かの影響を与えているのでしょうか。
気になります。
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Posted on 10月 1, 2008 by hakuraidou
「アディポネクチン」はメタボリックシンドロームと密接に関係するタンパク質であり、最近注目を集めています。
このアディポネクチンは、脂肪細胞から分泌され、内臓脂肪が蓄積すると、分泌が低下し、血中濃度は下がるといわれています。
続・糖尿病50話:第27話 アディポネクチン(2008/9/30、毎日新聞)
内臓脂肪がたまってメタボリックシンドロームの状態になると、アディポネクチンが低下して動脈硬化が進みやすいわけです。また、アディポネクチンは血糖値を下げるホルモンであるインスリンの働きを良くします。つまり、メタボリックシンドロームとかかわりが深い糖尿病になりにくくします。さらに最近では、一部のがん患者さんで、血中濃度が低いことが知られています。
内臓脂肪がたまると、アディポネクチンは低下すると述べましたが、たまった内臓脂肪が減るとどうなのでしょう。もちろん、アディポネクチンは上昇し、動脈硬化の進展を抑止して、糖尿病の状態を改善する方向に向かわせます。
糖尿病を予防するためにも、アディポネクチンの分泌を低下させないようにする必要があります。
そのためにも、内臓脂肪がたまらないように、食生活や運動など生活習慣を改善することで、内臓脂肪を減らす必要があります。
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Posted on 8月 10, 2008 by hakuraidou
続・糖尿病50話:第19話 インスリン抵抗性(2008/7/29、毎日新聞)
インスリンの働きが不足する原因には、分泌自体が不足する「インスリン分泌障害」の他に、肝臓や筋肉、脂肪などでの働きが低下する状態があり、これを「インスリン抵抗性」と呼んでいます。
<中略>
インスリン抵抗性は、塩分が尿に排せつされにくくして血圧を上昇させたり、脂肪の合成と分解のバランスを崩して脂質異常症(高脂血症)を招いたりします。また、動脈硬化を進めることも明らかとなっており、これら生活習慣病のすべてに関係しています。
糖尿病とインスリンとの関係についてはご存知の方も多いと思います。
この記事によると、インスリンの働きが不足する原因には2つあるそうです。
1. インスリン分泌障害:インスリンの分泌自体が不足する
2. インスリン抵抗性:肝臓や筋肉、脂肪などでのインスリンの働きが低下する状態
このインスリン抵抗性は糖尿病患者にだけ限った話ではないそうです。
お酒の飲みすぎで肝臓に脂肪が蓄積した状態の「脂肪肝」の方、内臓脂肪が蓄積した状態の「メタボリックシンドローム」の方、それらを含めた肥満の方にもインスリン抵抗性とは関係があるようなのです。
インスリン抵抗性は、高血圧、高脂血症、動脈硬化を招く原因ともなりえます。
生活習慣病を予防するためにも、食べ過ぎや運動不足などの生活習慣を見直しましょう。
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